chuukan baki no shiroi ie
chuukan baki no shiroi ie
subject: 中間履きの白い家
place: 川内町
spec; 41坪
鉄骨構造
concept
宅地開発の、最後に残っていた土地。敷地内に立っている電信柱。周りは全部、ハウジングメーカーの新築物件。最後に建つ、この家のあり方は「集会場」。開かれているけれど、プライバシーはきちっと守られている。家の後ろに高い擁壁がそびえ立っていることをチャンスに変え、そのあたり一帯を坪庭の要塞にできた。ピンチはチャンス。
interior
この家の一階には家具はない。低い食卓テーブルを造作しただけである。しかし、半円のラウンドピッチが家族の憩いの場所。このクッションの、質感、サイズ、色はこだわった。南側の陽光は期待できない環境のわりにすこぶる明るいのは、光の反射を計算しているからだ。このラウンドピッチに降り注ぐ光は本当に優しい。
NOGAMIが取り組んだ、「いかにして、品格ある、頑強なローコスト住宅を創るか」を追求した作品。
そして、ニュートラルなディテールの普遍性を規格化可能にした。和室は茶室のごとく、独立した部屋である。
玄関から直通でもあるこの空間は地域コミュニティーの場でもある。
中間履きの白い家
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野上由紀/コーディネイトハウスノガミ建築設計事務所
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